聖母メアリー/その3

kan-art2006-05-07

当時は破天荒な学校として知られていた大阪芸術大学ではありましたが、だからと言って、そこにいる全ての人が破天荒であったわけではありません。常識人そして、シャレの解せないオカタイ方々もおられ、当然その野良犬天国を心地よく思っていない人もおりました。犬は犬でそういう人の気持ちを敏感に感じ取りますから、愛想は悪くなり、増々両者の関係は悪くなるのです。ある日、とある一頭が「ナンやコラ!オッサン!」と、とある教授(噂では音楽関係の先生だったとか…)を威嚇してしまったことから、地元行政にクレームが入り、行政側も駆除せざるを得なかったようでありました。佐々木侃司先生は「ホンマしょ〜もないことしよるデ…」と学校へ行く楽しみが半減してしまったようでしたネ。しかし…しばらくすると、一頭、また一頭と、芸大キャンパス内に侵入しくるワン子たちの姿がありました。かくして、めでたく元通り。再び野良犬天国は形成されたのであります。しかしメアリーのように伝説化したワン子は、生まれなかったんじゃないでしょうか?今どうなってんのかナ?
●間があきまして、ご心配かけました…